おうちでミリ飯（かにピラフ編 2/2）

続き。蟹缶。さあ蟹缶をどう調達するか。考えるまでもなくそんなものは買えないので、満を持してこいつの出番です。 蟹カマ～～。 正月に親類宅から大量に押しつけられた蟹カマが役に立つ日がやって参りました！（注：これを作ったのは１月ですｗ）

レシピは4人前なのですが、うちではそんなに要らないので適当に「少なめ2人前（＝ご飯1合分）」にしてみました。

材料。この時点で分量がレシピからはどんどん離れはじめる。 コンソメの量が一番良く分からないのですが、試しに「味の素」のコンソメキューブ一個分を180cc位のお湯で溶かしてみます。 蟹カマは3本分を切っておく。
切った野菜をバターで炒め、火が通ったところで研いでおいた米1合分を投入。ホントにこれピラフになるんだろうか？　ここまで来てもかなり半信半疑。

温かいまま炊飯器に移動。溶かしておいたスープを入れたのは良いのですが、レシピに水加減が書いてない・・・。どーするんだこれ。
暫く悩んだものの「米：水」の割合は通常の白米と同じと推測し、「普通に白米を炊く時の1合分の水＋具材で嵩上げされている分の水」で炊くことにしました。つまり「普段の炊飯と同じ程度に米が水にヒタヒタな感じ」。更に具体的に言うなら、スープが180mlだったところに少しだけ水を足したので「米１合：スープ約200ml」ってところですかね。　[注意]　この配合だとかなり固めの仕上がりです！うちは固め好きなのでOKでしたが、自己責任とお好みで調整が望ましい。

スイッチON！　出来上がるまでがやたらと長く感じます…。

完成品ー！　蓋を開けるまでドッキドキでしたが、なんか意外といい匂い！ バターがちょっと焦げているのがまた美味そう。ちょっと食べてみて味が濃いと感じたので、中和のために冷蔵庫から卵の援護に来て貰いました。緑色の温野菜の方が見た目も栄養のバランス的にも良かったとは思うけど。

いただきまーす

総評：結構イケる。最低限の火力で香ばしさを演出し、保温もしやすいので艦の中の調理として合理的。帰宅時間がバラバラなご家族にもいいかも。

反省点：
１．味の素のキューブ一個だと米一合に対してちょっと味が濃すぎた。2/3位に減らしても良さげ。
２．ちょっとバターが多過ぎたかも…
３．ビタ一文も蟹の味がしません・・・。このレシピのキモは「蟹缶の汁をご飯に炊き込む」ことだからなぁ。貰った蟹カマがもう一袋残っているので、次から蟹カマ3本じゃなくて6本くらい入れてみます。キトサンのサプリを砕いて入れるとか（あくまでも蟹缶は買えない）。

油を使わない分、通常のピラフよりも体に良いかも知れません。蟹缶をポンポン買える裕福なご家庭の方はぜひお試しください。きっと自分が食べたものよりは更に美味しいはずです。以上報告了！

おうちでミリ飯（かにピラフ編 1/2）

MPスタスク話は週明けに再開予定。場を持たせるために料理の話なんかしてみます。

	1月1日にJMSDFのwebサイトがリニューアルされて、携帯サイトやファミリー向けコンテンツがやたらと充実してきてきているのをご存じでしょうか。更新情報だけ見るともう何のサイトだかサッパリ分かりません。 つーか、レシピコーナーって広義のミリ飯(ミリメシ)ってことでOK？
	そしてレシピのカテゴリ分けが… 和食 洋食 中華 カレー

洋上で曜日の感覚を失わないために週イチでカレーの日があるとか、艦ごとにレシピがあるとかいう話は有名ですが、こんなところにまで情報公開の波が押し寄せているわけですよ奥さん！

追々、ここにズラリと艦の名前が並ぶと思うと凄い楽しみです。偏見ですが、潜水艦＞補給、施設、観測艦など長期で留守になるもの＞その他、の順で飯が美味い気ような気がする。（危険度や期間とバーターということで。潜水艦なんか何かあったらまず助からんよね…）というわけで潜水艦のカレーレシピが来たらもう絶対やってみたいのですが、まずは簡単そうなこいつから試してみることにしました。

潜水艦「はやしお」提供　かにピラフ

用意するもの：
・炊飯器、フライパン
・バター、塩、胡椒、スープの素
・米
・野菜（玉葱、人参）
・蟹缶

…蟹缶？(゜Д゜)

すみません、蟹缶ってこの15年くらい買ったことも食べたこともないんですが…。確か2千円くらいしないか、これ。なんてブルジョワ！そういえばじーちゃん（陸）が言ってた。自分たちは芋しか食えないのに、海軍のやつらはコーヒー飲みながら肉食ってたって！
蟹缶なんか買えるかぁぁ！　60余年の歳月を経て蘇る旧軍の亡霊、どうする自分！　以下次号。

世界最高のステルス機

いやはや何でも書いてみるものであります。しかも海老で鯛を釣った気分。前回、独り言に付き合って頂いた慰労として置いておいた「見えない無人機」の微妙な画像ｗに、こんなに凄いお返しを頂いてしまいました。
見えないステルス戦闘機F-X　　※なんて細部まで奇麗な写真。思わず保存。
やっぱりメイドインジャパンは凄いわ！！ｗ　(`Д´)ゝ ﾋﾞｼｨ

因みに「F-X」って何？という方のために：戦闘機です。国産です。が、防衛省にて絶賛開発中なのでまだ実機ができていません。おそらく半分くらいはソフトのライセンス費用（だと思う）というぼったくりのF-22なんて要らないから日本はこっちにもっと予算を投入するべきじゃないんだろうか。この子のために少しくらい税金が上がっても構わん（ここで培った技術と循環する予算が民間の役に立つという前提があればだけど）！

上記、百里基地の地上展示機（えええｗ）に話を戻しつつマジレスすると、よく考えるとこれは深い。ある意味で真理を突いている。つまり、本当に最前線の戦いは、常に目に見えないところで起こっているということですよ。昔と違って、火力使うだけが戦争じゃないだろうしね。

---

と、いうようなことがこんなのには 書いてあるわけ？評判良いけど 文庫化待ちでまだ読んでません。 図書館行くかな		民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる  著者： スイス政府, 原書房編集部; 新品 ￥1,575
いつの間にやら類似品！？ｗｗ お値段まで一緒		スイスと日本 国を守るということ －「永世中立」を支... 著者： 松村 劭; 新品 ￥1,575

生身の人間はジェット戦闘機に乗るようにできていません

航空機の話が続いています。先日の前進翼機ネタに始まり、一つ調べ始めるといろんなニュースや新たな調べ物を拾ってしまって楽しくてたまらん。（そしてまた週末が終わり、日付を遡って更新する羽目に。）そろそろ沈静化すると思うのでご容赦ください。

去年起きた米海軍の曲技飛行チームの事故に関してやっと調査結果が出てきたらしい。要約すると「生身の人間はジェット戦闘機に乗るようにできていません」という、ある意味当たり前の結果に…。9か月も調査しなくても、常識で考えれば分かるような気が。

しかし、記事中にある"今後の対策"に笑った。「酸素マスク装備します」じゃなくて「もっと根性入れます」って言ってるしｗｗ
まあ「万一、酸素供給にトラブルがあっても飛べるようにトップチームを見習って鍛えておけ」ということだとは思いますが。気になるのはこれを機に水面下で無人機の開発チームが「ほら人間には無理だから！うちに予算、予算！」とキャンペーンをしているかどうかかなぁ。

以下、流石に独り言なのでたたみます。

平成20年JGSDF第一空挺団降下訓練始め(2/2）

前回の続き。すみません上ばっかり見ていたせいで、主力のはずの地上部隊のことはあんまり…。でもどうせ地形の関係で、一般客のいる土手からは敵役が見えないのです。上空からいろいろ撒いたり、空砲撃ったりしてるのは見えるんですけど。何度も左手（航空部隊が進入してくる方）を振り返っていた自分に釣られて後ろを見てしまった周りの人たち、自分のせいで地上の美味しいものを見逃してたらｽﾐﾏｾﾝ。

		だけどこの位置だと丁度頭の上でコブラが旋回してくれたりするわけだ。体が薄いのは後ろから攻撃されても当たりにくくするため。下から見る機会って滅多にない！　最初に来た時、2機の旋回のシンクロ率が見事ですごい感激した…！
		左、待機中のこの子ら全員が微動だにしないホバリングにも感動した！…でも静止画で見せても全然意味ないですね…orz 右は先に下ろした測候を回収するチヌ。素人目には余りの無防備さに「的」にしか見えませぬ。早く逃げて逃げてー！＞＜

落下傘降下もないので、正味25分くらいで無事終了。そういえば昨年11月にも石場タンの訓示を聞いたなぁ。あんまりコロコロ大臣が代わるとまた役人が勘違いするので、今度は頑張って欲しいです。最後には軽く航空部隊のパレードあり。事故もなくて良かったよかった。

特殊車両が好きな人は、正門付近までシャトルバスに乗らずに歩くついでにプチ帰還シーンを見るといい。結構近くで見られますよ。※デートに来ていたｶﾎﾟｰに「あの戦車と一緒に撮ってください！」ってシャッター頼まれたよｗ

救急車がいたことには終わってから気付きました。赤十字の紙貼っただけにも見えるけど…。

片付けられる74式たち。機械たちが余所行きの顔で展示されてるのでもなく、火力全開で暴れているのでもなく、こうやってごく普通に大事に使われている光景が何故か知らないけど凄く好きなんだ…。こいつらが傷付いたら私は泣く。だからこんなユルイ風景が、ずっと続くといいと思うよ。

平成20年JGSDF第一空挺団降下訓練始め(1/2）

やっぱり見た目派手なやつの方が書きやすくていいや！というわけで予告した潜水艦よりも先にやります。

行ってきましたよ習志野演習場。首都圏有事の際には空路で真っ先に東京入りしてくれる、はず、の第一空挺団（wikipedia.org）の降下訓練始めです。到着時点で天候は曇り、気温3.8℃、風速6.6m/s。それで終われば良いのですが、問題はここが吹き曝しの土手の上であるということで…冷蔵庫に3時間閉じ込められてもこんなに寒くないんじゃないか。
しかも今年は強風のため、目玉とも言えるC-1（入間などの空自所有）を使っての高度1,400mからの降下は遭えなく中止に…。招待席の奴ざまあｗｗ　チヌ（CH-47チヌーク）2つのローターが繰り出す爆風を浴びまくって体感温度で更にマイナス10度くらい行っちゃえばいいよｗｗ


なんて思っていたら一般席の方まで枯れ草アタックを食らいました…（拡大しないと見えないかも）。

	とりあえず時系列順に紹介。開始時刻の２時間前から場所取りしていたので、準備の様子も見せて貰いました。寒そうに見えても、彼らは基本・駆け足だからそれほどでもない…はず。場所取りで身動きできない一般客と、無線機背負って警備やってる隊員が一番キツイと思われます。
	一応は式典なので、本当はチヌからのVIP降下（石破ﾀﾝとか団長とか）から始まるんですけどそれは割愛してもいいですよね…。訓練のシナリオは一言で言えば陣取りゲーム。上空から地上の掃除をして、測候を出して、物資や人を投下して、航空機の支援を受けながら横展開そして勝利と。写真は切り込み役のAH-1S（コブラ）。

汎用ヘリでも勿論人や物は送れますが、やっぱりチヌくらいでかい方がいろいろ使える。 左、これよく見たらブラックホークじゃなくてUH-1 でないかい？　物持ちいいぞ陸自。 右、護衛のコブラとチヌの編隊。いやー、これだよー！　落下傘降下がなくても、ヘリボーンが見られただけで充分幸せだわ… (*´д｀*)

人はおろすわ、車両は降ろすわ、積めないものも釣っちゃばOK。

殆どチヌークの活躍っぷりばかり語っているせいで「地上見てないんじゃないの？」と思われるかも知れませんが、半分当たってます。続きは後ほど。

呉地方隊限定…？(ﾟДﾟ)

正月に折角広島まで行ったので潜水艦と機雷掃海艇（MH-53Eヘリ子含む）について資料を集めてきたのですが、普段は興味のない人にもどうやったら楽しく読んで貰えるかなぁ…と考え中。航空際ほど派手でなく、消防ほど身近でないから見ただけでは不足だろうし、説明を始めると退屈されそうだし…。
なんて、誰が楽しみに待ってるわけじゃないんだから、何も考えずにバーッと書けばいいのに、下手に悩んだせいでちょっと穴にはまってしまった模様です。

とりあえず、売店で買った自分用のお土産でも。
これなんて金ちゃんの仮装大賞？
少し前に友人から綾波キューピーを見せて貰い、言われてるほどキモくないとは思いましたがさすがにこれは無理だろう…。一応「呉基地限定」と書いてはありますが、他のところにいっても台紙だけ変えて売ってる予感がします。他には今年の卓上カレンダーとかもゲット。まだ表紙(12月)の「あたご」と「みょうこう」のまま飾ってあるよｖ

ここまで書いたら少し復活したので、呉・江田島の基礎情報をまとめておきます。

• ターゲット１：JMSDF第一術課学校（mod.go.jp）
  ※一般見学あり、去年行ってきた。道を聞くとき何度も「海軍兵学校」と言い間違えたが全く問題なしｗ写真撮影は原則NG。「雪風」の碇もあります。資料館は泣きかた用意で挑むべし。
  
  
• ターゲット２：大和ミュージアム（yamato.kure-city.jp）
  ※映画のオープンセット公開時に行っているので、今回はパス。あのセット公開は良かったなぁー。殆ど遮蔽物のないところで生身の人間が航空機からボコられる恐怖ときたら…
  
  
• ターゲット３：JMSDFてつのくじら館（mod.go.jp）
  ※潜水艦と機雷掃海業務の資料多数ときいて、今回初めて行ってきた！(*´∀｀*)
  

これらはエリアとしては呉に当たるのですが、山・いきなり海！という地形の関係か車でのアプローチは意外と時間がかかって不便。ですのでここは広島から海路（瀬戸内汽船）をお勧めしたい。広島プリンスに泊まると、目の前が桟橋なので特に便利です。世界遺産「 厳島神社」のある宮島にも寄り道できますし。
機雷掃海ヘリや潜水艦などについては来週からぼちぼち書いていきますー