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想定読者は記憶をなくした自分。
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ごく普通に面白いです。週末に「パーフェクト・ストレンジャー」とどっちを見るか迷った物だったんですけど、最初からこれだけにしておけば良かったよ。

何が良いかというとヒロインをはじめ、相手役も子供も店のオーナーも同僚も、出てくる人みんなが生き生きしていてとても魅力的。わざとらしく感動を煽るでもなく、悲しいことも楽しいこともあくまでも控え目な描写の中で、みんな自然に動いているので見ていて気持ちが良いです。一言でいうと、趣味というかセンスの良い映画。
「厨房で頑張る実力派のツンデレ系ヒロイン」という設定が「レミーのおいしいレストラン」と思いっきりかぶってしまいましたが、やっぱり生身の役者でないと表現できないことってあるよねぇ~としみじみ思ったり。

ある程度の実績ができてしまうとと自らを変革するのは大変なのだけれど、まあ、難しく考えることはないんじゃねえの? とちょっと励ましてくれる内容。お客も女性一人やOLグループが多かったですが、やっぱりお勧め対象は働く女性なのだろうか。気まずくなるレベルのラブシーンとかもないので、まだ付き合いの浅い彼氏彼女にもいいかも。【映画感想】

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豊洲のトランスフォーマー公開って結局10/5(金)までかいな。柔軟さはシネコンの利点だけど、媒体によって情報が違うのは勘弁。因みに9/30(日)の上映は最後の週末ということもあってか、TFは満員札止めでしたよ。箱広げれば良かったのに。【映画感想】

で、自分が30日に行ったのがこれ→パーフェクト・ストレンジャー(movies.co.jp)
ハル・ベリーって「キャット・ウーマン」でラジー取ったときの授賞式の様子がすっごくかわいくて、それ以来自分の中では高感度が高い役者さんです。あのプロ根性は見習いたいなー。

だけど今回のハルは全然可愛くないです。ただちょっと頭が切れて気が強いだけ。これはちょっと勿体ない。
ストーリーは一応サスペンスなんだけど、複線がそれなりに貼られている割にはあんまり機能していない気がします。例えば元新聞記者、っていう設定も別に「友達にスーパーハカーがいます」って理由とはあんまり関係ない。チャットルームのなりすまし事案は面白そうなのに、ここで盛り上がるかと思えば次の流れに繋がりもせず終了。なんかいろいろと細切れになってる。更に、結末一歩手前までは「いやいや~、これは客を罠に嵌めようとしてるんでしょ?」ってばれちゃうのは、その罠にどこか必ず唐突な印象が漂っているから。あと、既にどこかで見たパターンが多いっていうのもあるかも知れない。

それでも結末で吃驚させてくれれば充分だし、今までのバレバレ具合も含めて全部演出だったのか!と納得するんだけど、肝心のオチが「そんなの聞いてないよー!」っていう感想しか持てないというのは一体どうなのかw いや、説明してたよ?って言われるかも知れませんが、少なくとも自分には全然伝わりませんでした。すみません。
見どころは……常時フェロモン大量放出のハル・ベリー様ご本人かも。本気でお見事でした。

ピューと吹く!ジャガー The Movie(sanspo.com)なんだけど、大手マスコミにジャガーさん以外のキャスティング情報が載ったのって初めてでしたっけ? 9/4にコンサート場面のエキストラ動員があったはずだから、撮影はもう終わってる気がするんだけど。

・高菜って一番芝居が難しい気がする。顔かわいいだけじゃ高菜にならないだろ。大丈夫かな…
・ハマーはもっと見た目二枚目がよかった。それで中身がクソ野郎なのがいい。土下座っぷりに期待
・ビューティ田村をヒロインにしてやりなよー。可愛いよね田村
・ポギー出ないの? 河村隆一がカメオ出演してくれたら景気付けに1,800円で行ってもいい

とにかく、これに関しては客は自分も含めて殆どの人ががっかりイリュージョンを期待していくと思うんだ。だけど、「がっかりする気満々の客をがっかりさせない」というのは凄く難しいと思うんだ。自分も金払って本気でがっかりしたくないし、いや、なんかもう凄くややこしいんですけど、それでも前売りに素っ頓狂なオマケがついていたら勢いで買うかも知れないw
但し、「ふえ」はドラマCDのオマケのを既に持ってるので、何か他のものでお願いします。

 

※別件でベッソンの「アーサーとミニモイの不思議の国(arthur-movie.jp)」、先行だけかと思ってたら本公開でも吹替版しかやってない <豊洲ほか都内いろいろ
ボウイの芝居を聞くためには会社帰りにお台場まで行けってか。行けるけど、なんかこれがプレッシャーになって結局行かなさそうな予感。売る気あるのかなアスミック

公式トップが死ぬほど重いので敢えてキャンペーンページ。Blog Petのアクセサリも配ってるらしいよ

デジャブ~な小ネタが満載。でも完全にベタじゃないところが良いかも。例えば
香川「my...my...」
客(まさか preciousじゃないよね!?そこはスルーで!)
香川「(本当にスルー)」
客(心の中で拍手) みたいな。←外してるかも知れないけど自分はそう理解したってことでひとつ

全体としては、各メインキャストが自分の見せ場だけを単独で撮って、後で機械的に繋げたような感じがしました。但し、主要人物全てが主人公です、っていう意図ならこれで納得。誰の視点で見ても問題ない作りになってます。自分は重盛が気になって仕方ない。ヘンリーなんか、ゲロ以下の匂いがプンプンするクソ野郎のはずなのに重盛のおかげで嫌いになれないw

それから本編に入ってから暫く、セリフで説明されているはずなのに誰が誰だかわからなくて奇妙に混乱。なんだかみんな同じ声に聞こえてしまって、何でだろう?と思ったんだけど多分、英語のセリフが完全に自分のものになってなくて「読んじゃってる」からじゃないかなぁ…。(自分の声で/言葉で語れてない)【映画感想】

まあそのうちに慣れてくるんですが、最初はついて行くのがやっとという感じでキツかったです。その上、面白くなるのが話が回り始める後半からなので、最後まで見るにはやや忍耐が必要かも。先に進むに連れて加速度的に面白くなってくるし、最後も爽快感があるんですけどね。ド派手なクライマックスは音の大きなところで見てもいいかなとは思いますが、前述したように人を疲れさせる内容なので、気力のある人向け。家でDVD見ながら仲間とワイワイ突っ込んだらかなり楽しいかも知れない。

あと、スキヤキにチャイニーズキャベツを入れるのはやっぱり邪道だと思うんだ…。求む同志。


三池繋がりで言えば、自分はもう「ゼブラーマン」を愛さずにはいられない。このチープさと悲しさ、でも間違いなくヒーローしているところが好きで、2回見に行ったって言ったらいろんな人からバカにされたのも良い思い出ですw
新橋演舞場(shochiku.co.jp)にて9月26日まで。

気楽に見られる度でいうと舞台>映画>原作小説って感じでしょうか。舞台以外だと息子(+兄夫婦の子)がホントに年端もゆかない子供で、こんな子が何の疑いもない目で「彰義隊に入る」なんて言い出しちゃうという悲壮感が泣きのポイント+話のキモなのですが、舞台だとそれが薄いので、ああいう結末になる理由がちゃんと伝わるんだろうか…と、途中からやたらと心配に。
しかし結果としてはなんとかなっていたと思われます。
中村橋之助が流石に歌舞伎っぽいというか、「ここ重要」というポイントはセリフだけでもきちんとキメてくれるおかげかも知れん。

因みに、この話は舞台が幕末であるということが非常に重要なんですが、それを早い段階から分かりやすく説明していたのは親切だったと思います。何の予備知識もなく映画に行った自分は「気楽でオシャレwな時代劇」から「幕末もの」へ気持ちを切り替えるのがやや大変だった記憶があります。
幕末もの好きなのに「オシャレな時代劇」としか認識していなくて映画を見逃した、という人も実在するし、全く予告編の罪は重いとしか言いようがないわ…。

※途中から映画版の話になってしまいました。舞台の事はあまり語れないのでスマンです
 映画版に関するエントリはこっち【映画感想】
荒木飛呂彦・全米デビュー!(asahi.com)
リンク先が消えた時に備えて一部引用

|生物学の米専門誌セルの表紙を「ジョジョの奇妙な冒険」などで知られる漫画家、
|荒木飛呂彦さんが描いた。7日付同誌に論文を出した瀬藤光利・自然科学研究
|機構生理学研究所准教授らの成果をイメージしたもので、日本の漫画が著名な
|学術誌の表紙を飾った。

「CELL」とはまた直球な誌名だこと。上記リンク先にも画像はあるんだけど、もっと大きなのを求めて公式(cell.com)に行ったら「過負荷でゴメン(><)」的メッセージになってました。みんなホントに荒木が好きなんだなあw 日を改めてまた来訪予定。データで満足しちゃう自分と違って、やっぱりコレクターは本誌が欲しいって思うんだろうか。専門誌だし、取り寄せは大変だと思うが頑張れ。

デザインは如何にも荒木!っていう感じではありますが、折角バイオな素材なんだからBAOHなんか良かったかも。
バオーって有り体に言えば17話打ち切りマンガなんだろうけど、放り出し感がなくてきちんと話がまとまっているところが良い感じです。主人公(というか寄生虫)のグロさに負けないくらい敵役も強烈。ライバル役のウォーケンあたりは、このキャラがいろいろ分離して後にジョジョ2部の柱の男(達)になってる気がします。なんか憎めないよね、ウォーケン。但しコーヒーは沸騰させちゃうと美味しくないと思うけどね。久しぶりに引っぱり出して読んでみようかなー

まだ売ってたのか、OVA!w ジャケットとブックレットが原作絵による書き下ろしです。肝心のアニメ本編はもうちょっと作画が丁寧だったらなぁ…と惜しまれる一枚。声は堀秀行さんと池田秀一さんが出てるッスよ  
来てますね台風。いやー昨日の朝、窓開けたまま外出しちゃったんだよね。凄いよー? 帰ってきたら家の中大惨事。……東京湾岸の風力を嘗めるなよ!(泣)

それはともかく

前回、懐かしめのCDの話をした後にたまたま「文化庁文化審議会著作権分科会」関連のニュース(itmedia.co.jp)を読んでて、ふと思った。
なんかここでは記録メディアにほぼ無差別にかけられる補償金またはDRMの二択みたいな話になってるんだけど、自分ちには、残ってるだけで Judas Priest "背徳の掟(Defenders Of The Faith)"が3枚ある。(1)1984年リリースのアナログ盤。(2)発売年数が書いてないけど最初にCD化されたやつ。(3)前回紹介したリマスター盤。これ以外にベスト盤の"Metal Works"とか、デビュー30周年記念ボックスの"Metalogy"とかも楽曲単位で見たら相当かぶってる。他のタイトルでも同様の状況のものが多数ある。
で、仮にDRMの仕組みが30年前からあったとしましょうか。すると自分は(1)を買った時点で「この曲を個人で楽しむ権利」を一度買ってるわけだから、(2)や(3)を買うときに払うのは極めて大雑把に言って製造代+流通代だけで良くて、権利代は当然値引きしてくれるということでOK?

…現実的に考えて無理だろそれー! こう考えると納得行かないよなあ~
別にDRM強化の方向でも良いんだけど、その代わり一回買った権利は未来永劫補償しろ。サービス提供会社は潰れるの禁止。OS入れ直した程度で権利消さない。社会保障番号みたいなものにも賛成してやるからキッチリtrackingすればいい。それができないなら自由に聴かせろと。

いや、仮に30年後にも自分が生きていたとして、その時点で流通しているメディアでまた Defenders Of The Faith が聴きたくなったときにはどうなっちゃうのかなぁって、ちょっと心配になったので。

…または、その時代には完全にエネルギー危機になってて、手回し+針で再生可能なアナログ盤に回帰してるってのはどうかな…。
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