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想定読者は記憶をなくした自分。
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学生時代、憑かれたようにS.キングとかC.バーカーみたいなものばかり読んでいた時期があったのですが、そんな中でもダントツに怖かったのがこの映画の原作になった「霧」でありました。夜中に一人でトイレに行けなくなったよ…! いつものキングのようにプロットで読ませるというよりは、視覚的なイマジネーションをくすぐる描写が多くて美しい悪夢のようで、敢えて言うなら「暴力的なブラッドベリ」って雰囲気wがツボに嵌ったのかも知れません。

というわけで映画化の方は、なにやら原作とは違う結末になっていて賛否両論みたい…とい噂だけ聞いて出かけることに。→公式サイト(mistmovie.jp)
ああ!これは議論に火がつくのも納得! だけどこれ、新しい結末というわけではなく原作にはむしろ忠実で、ただ解釈が違うだけだと自分は思ったよ。本を閉じた後にも続いている筈の、物語の中の世界にきっちりオチを付けてくれたって感じかなぁ。勿論読者によって解釈は違うので、「そりゃネーヨ」って人の気持ちも分かりますが。多少端折ってはいるものの、あの結末に至るまでの過程もほぼ原作通り。名前付きの登場人物なんか、ルックスから喋り方までイメージ通りで笑いました。

映画としては、ホラーなのに音楽でコケ脅しにかかったりしていないところがとてもいい。それどころか殆どの場面が無音。音楽は使うべきところで一気に使われてて、とても良い効果になっているのでこれから見る人は楽しみにしてください(殆どは今週金曜日で終わっちゃうと思うけど…。) そういえば、あんな”音”のエンドロールって初めてなんだけど、それを聞きながら結末を思い出して「本当の"救い"って何だろう?」なんて考えていたらじわじわ来た。この映画で2番目にいいところはこのエンドロールですw

一番いいところは、あのおっきなアレかな~。ネタバレ防止のため分かりにくくて悪いんだけど、見たらすぐ分かるはず。ここは原作でもとにかく好きで、うっとりしながら何度も何度も読み直したところ。最初に書いた「美しい悪夢」の塊みたいな場面なので、思う存分恐怖したり、絶望したり、憧れたりするといいと思います。
但し元気を分けて欲しい人、見た後1分で忘れられる手軽な映画がが見たい人には薦めません。【映画感想】

バレ防止のためとはいえ、いつにも増して分かりにくくて申し訳ない気分満点。これは黙って本を読め、ということでw
「霧」はハヤカワからも出てるけど、自分が集めたのは扶桑社ミステリーの方でーす。
4594002846 スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員
著者: スティーヴン キング, 矢野 浩二郎; 新品 ¥651
ポイント 6 pt
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