想定読者は記憶をなくした自分。
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ベトナム戦争映画と違ってWW2映画に黒人兵が殆どいないのは「知能の低いニグロに武器を扱えるわけねえだろHAHAHA」というのが当時の「グローバル」スタンダードだったからで、例えば硫黄島にも黒人兵は上陸していますがほぼコックとか倉庫番とかです。なのにスパイク・リーが「父親たちの星条旗」に黒人出てねえぞなんて噛みついていて何だかなぁと思っていたら、勉強したのか当てつけなのか、今度のスパイクリーはWW2の黒人歩兵部隊「第92歩兵師団」ネタで来ました。→ セントアンナの奇跡 - goo 映画
因みに大日本帝国が国際連合に人種差別撤廃提案を持ちかけたのはこれより早い1919年の話。もちろん否決されましたけどネ!
出演者などはノーチェックだったので「トランスフォーマー」のシモンズ捜査官(ジョン・タトゥーロ)がエイリアンではなく殺人事件の捜査をしていたのにいきなり笑ったww 時系列で言うとTF映画よりもこっちの方を先に撮ってますね。TFでは64分の1(だっけ?)アラブということになっていましたが、やっぱりどう見てもイタリアンだろ。
というわけで舞台は80年代のアメリカからイタリアへ。黒人も人並みに働けることを証明したいなんてマジな奴、白人の戦争に付きあわされてウンザリな奴、割とどうでもいい奴、元ファシスト党員、真面目に祖国解放しちゃうパルチザン、夜盗と変わらんパルチザン、良いドイツ兵、悪いドイツ兵、普通のドイツ兵などなどよくもここまで揃えたと感心するくらい雑多な立場の人物と複雑なプロットを、3時間かけてやっとまとめあげてあります。これ、based on true storyと言いつつも実態は寓意いっぱいのファンタジーなんですね。そして寓話のくせに、登場人物がただの記号に終わっていない演出が良いと思う。皆それぞれ魅力的。
しかし中盤からはやや作為が過ぎる印象です。立場の違う三者の祈りが重なるシーンはある意味この話のクライマックスだと思うのですが、余りの分かりやすさに返って引いてしまった。どうせー、「腹の黄色いジャップ(byカフェの親父)」はー、キリストに祈ったりしないし~。ええ拗ねてますとも。でも、如何にもマンガチックなドイツ兵の描かれ方が日本人としては他人事とは思えず気持ちが入っていただけに、いきなり突き放されたみたいでショックだったんだ…。
ラストシーンは確かに感動的で、周りの皆さんもよく泣いてました。が、前述のあたりでちょっと引いてしまったので、戦地ならともかく平時の法治国家であれだけやっておいて美談ってどうなのよっていうね。。。いやー、まさかアメリカ映画で文化の壁にブチ当たろうとは。でも、確かにそれくらいのことをあれこれ考えさせてくれるくらいの力のある映画だと思います、と無理矢理褒めておきます。
レーティングについては迫撃砲食らって五体バラバラ的な表現はありますが内蔵露出もないし、オッパイシーンも控えめ&合意なので「R15+」って程でもないような気が。というわけでビビらずにどうぞ。但し「ナチスって何?」みたいな人は見ても面白さが分からないと思うのでやめておくのがお互いのためです。→ ここまで解説しなきゃ分からんのか…と思いつつ、背景解説@公式サイト。よくまとまってます。【映画感想】
そういえば今年の8月15日って週末なのか。と、この記事の下書きをしながら思い出したのでちょっと靖国行ってくる。
因みに大日本帝国が国際連合に人種差別撤廃提案を持ちかけたのはこれより早い1919年の話。もちろん否決されましたけどネ!
出演者などはノーチェックだったので「トランスフォーマー」のシモンズ捜査官(ジョン・タトゥーロ)がエイリアンではなく殺人事件の捜査をしていたのにいきなり笑ったww 時系列で言うとTF映画よりもこっちの方を先に撮ってますね。TFでは64分の1(だっけ?)アラブということになっていましたが、やっぱりどう見てもイタリアンだろ。
というわけで舞台は80年代のアメリカからイタリアへ。黒人も人並みに働けることを証明したいなんてマジな奴、白人の戦争に付きあわされてウンザリな奴、割とどうでもいい奴、元ファシスト党員、真面目に祖国解放しちゃうパルチザン、夜盗と変わらんパルチザン、良いドイツ兵、悪いドイツ兵、普通のドイツ兵などなどよくもここまで揃えたと感心するくらい雑多な立場の人物と複雑なプロットを、3時間かけてやっとまとめあげてあります。これ、based on true storyと言いつつも実態は寓意いっぱいのファンタジーなんですね。そして寓話のくせに、登場人物がただの記号に終わっていない演出が良いと思う。皆それぞれ魅力的。
しかし中盤からはやや作為が過ぎる印象です。立場の違う三者の祈りが重なるシーンはある意味この話のクライマックスだと思うのですが、余りの分かりやすさに返って引いてしまった。どうせー、「腹の黄色いジャップ(byカフェの親父)」はー、キリストに祈ったりしないし~。ええ拗ねてますとも。でも、如何にもマンガチックなドイツ兵の描かれ方が日本人としては他人事とは思えず気持ちが入っていただけに、いきなり突き放されたみたいでショックだったんだ…。
ラストシーンは確かに感動的で、周りの皆さんもよく泣いてました。が、前述のあたりでちょっと引いてしまったので、戦地ならともかく平時の法治国家であれだけやっておいて美談ってどうなのよっていうね。。。いやー、まさかアメリカ映画で文化の壁にブチ当たろうとは。でも、確かにそれくらいのことをあれこれ考えさせてくれるくらいの力のある映画だと思います、と無理矢理褒めておきます。
レーティングについては迫撃砲食らって五体バラバラ的な表現はありますが内蔵露出もないし、オッパイシーンも控えめ&合意なので「R15+」って程でもないような気が。というわけでビビらずにどうぞ。但し「ナチスって何?」みたいな人は見ても面白さが分からないと思うのでやめておくのがお互いのためです。→ ここまで解説しなきゃ分からんのか…と思いつつ、背景解説@公式サイト。よくまとまってます。【映画感想】
スパイク・リーがバッシングしようとした「黒人の出ない戦争映画」。正直「硫黄島からの手紙」よりこっちの方が泣けた。 | 父親たちの星条旗 [DVD] ~ クリント・イーストウッド | ¥ 1,337 |
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