ミクロ大戦

富士裾野に行く用事があったので、ちょっと寄り道してヤクルト富士裾野の工場見学に行ってきましたよ。以前から前を通りかかって、どんなもんだろ…と思っていたのですが、前の日に電話したらすんなり予約が取れ、やっと念願が叶いました。

コンシューマー向けの工場見学といえば、楽しみなのは試供品。この工場のメインプロダクトが「ヤクルト400原液」とあるのを見て「まさかその原液を飲めと!?」と戦慄しましたが、ごく普通に「ジョア（ストロベリー）」を貰えて一安心。だけど、社内のヤクルト自販機と、都営大江戸線のホームにあるヤクルト自販機の値段が同じ（つまりは定価）というのはどういうことか。青山のコカ・コーラなんてコーラ飲み放題だぞ。ラインの説明をしてくれたオジサン曰く「私たちもここに来るヤクルトおばさんから買ってるんですよ、定価で」ってそりゃケチすぎやしませんかヤクルトさん（泣）
それでも最初のオリエンテーションでは工場の敷地面積を説明する際、社員さんがお約束の「東京ドームの○倍」ではなく、「神宮球場の○倍です！」と強調する愛社精神に思わず涙です。

その他、見学中は説明員さんと韓国の「偽ヤクルト」談義で盛り上がったり、自分が乳酸菌飲料に対して長年抱いていた疑問にも答えて貰ったりしました。

Q：○○菌と一口に言っても、明治さんとか雪印さんとか、各社それぞれ自分のところで発見した菌を育てて売ってるはず。じゃあ、ヤクルト飲んだ後にLG21入りの何かを食べたりすると、お互いに異種の菌同士なわけだから、体の中で壮絶な殺し合いが始まって、ヤクルト飲んだ意味がなくなるのではッ！？
A：元々体の中には乳酸菌に限らず雑多な菌が住んでる上、日々の食事等でもいろんな菌が追加されてくるので、ちょっと違う品種の乳酸菌が混じってきたくらいじゃ誰も（ﾟεﾟ）ｷﾆｼﾅｲ!

…という具合になんだか夢のない結論になりました。ミクロの決死圏的世界をちょっと期待していたのにー。

ああー、あと「ヤクルトと水道水を同時に飲んだらヤクルト菌は塩素殺菌されちゃいますか？」っての訊くの忘れた。