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想定読者は記憶をなくした自分。
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続き。いよいよツアー開始。広報館以外は基本的に関係者以外立ち入り禁止なので、集合してIDカードを貰ってから、全員で固まって移動します。
20080608_05.jpg 20080608_06.jpg と言っても広報館からも駐車場を超えてほんの数分の場所なんですけどね!建物は座間にあった皇族の宿舎を移築したもの。中身は旧軍、特に朝霞に元々あった士官学校に纏わる資料など。
初代校長って甘粕重太郎だったのね。甘粕ファミリーですが甘粕事件の甘粕とは別の人なので注意。福井でやったという、1000人規模の演習の集合写真が面白い。最前列、中央に最高司令の昭和天皇が。両脇も全員皇族なんだけど、朝鮮半島から来た李朝の人も同じ列、つまり皇族扱いされてるわけだ。待遇いいな~。

習志野の「空挺館」の中は撮影禁止だったのですが、ここは撮ってもOKって言って貰えたので少しだけ撮ってきた。寄贈品の多くは保存状態も良く、個人の持ち物であった時から大事にされていたことが伺えます。
20080608_07.jpg 20080608_08.jpg 記念品類。
元学校だけに、教科書類も多数。兵器マニュアルから政治、経済の参考書まで。語学は中国語と露西亜語を確認、英語は見当たらず。
20080608_09.jpg 進駐軍に接収される前、粗末に扱われるくらいなら…と真っ二つにして埋めておいた看板とか御紋とか。掘り返すのがちょっと遅かったか、残念な状態に…。
っていうか昭和20年まで放置って遅すぎる;;
確かにあいつら明治丸なんかはダンスホールみたいなチャラけたものに改修した挙句、穴開けちゃって船としては使いものにならなくなってから「やっぱ返すわ」って言ってきたくらいだから、これらも無くされたり焼かれたりするよりはこの方が良かったかも知れず…。

1Fは時間がなくて駆け足でしか見られなかったのですが、硫黄島の遺骨収集の模様と遺品など。こうやってみると、「島全体が墓場」というのがモノの例えとかじゃなくて本気なんだと分かります。 20080608_10.jpg 20080608_11.jpg
展示物に興味がなくても、古い木造の洋館ってだけでも価値はあるかも。建築好きな人も見るといいかもです。

引き上げる途中、ほんの20mくらい先で無反動砲の訓練をやっていて、折角だから見て行ってください~、と立ち止まってくれました。カールグスタフ。多分。ふーん、二人一組ってああいう運用なのね。しかし、位置を決めて後方の安全確認をしてから発射まで1分くらいかかった気がするんだけど大丈夫なのかな? 一応、テロ対策用に…という用途もアリだそうですが、YouTubeにたまに転がってる(そしてすぐ消される)中東あたりのマジものの動画を見ていると、民兵ってかなりカジュアルに攻撃してくるので、あんなのとやりあった時に本当に対抗できるのか心配だったり…。まあ頑張れ。いろいろ頑張れ。

20080608_12.jpg

朝霞では猫様も訓練を怠りません。両足をあげて腹筋を…(プルプル)
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