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想定読者は記憶をなくした自分。
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なんという嘘予告映画!ほのぼの系だと思ってデートに使うと痛い目に遭う予感。女の子に「ねえねえ、クーデターされたパキスタンのブットってあのブットのお父さん?」って訊かれて答えられなかったらアウトだろww 自分としては今年見た中で間違いなく一番、これこそ本物の戦争映画だと言いたいです。文句なく面白い!

実話を元にした映画には元ネタを知らなくても楽めるものとそうでないものがあるけれど、これは間違いなく後者にあたる。劇中に描かれていない、このストーリーの本当の結末を知らないとビタ一文も面白くないはずです。
ネタバレどころか、映画を面白くするためなので堂々と書くと、
僅かな手間と予算をケチって、アメリカは焦土のアフガンを立て直すはずの次世代のリーダーを育てることを怠った。そこに学校を建て、孤児たちを育てた男の名をウサーマ・ビンラディンといい、今回の主人公にあたるウィルソン議員を禁止薬物使用で挙げようとした検事の名をジュリアーニという…。

うわぁww 最後のトム・ハンクスの表情を見ながら、この現実を思い出したらもうゾクゾク来たね!

イスラエルとエジプトとアメリカとパキスタンとソ連の関係が説明できると尚楽しいんだけど、とりあえず上の段落だけ覚えていけばギリギリOKなので、国際政治に興味のない人も是非どうぞ。こんな洒落にもならない現実を、実在した登場人物たちを徹底的に戯曲化することによって大人向けの上品なブラックコメディに仕上げてます。とにかく台詞が多いけれど、注意深く聞くと、そもそも「ソ連によるアフガン侵攻」そのものがソ連に対する罠だったことも暗示されていたりして楽しいので頑張って。

その他見どころを列挙。

・F-16、戦う隼さんがボロクソに言われてますが、同盟国であっても武器供与の際は劣化版を渡すのが常識であって、決してF-16そのものがボロいわけではない…はずだ!

・武器選定の場面の台詞や字幕でエリコンエリコン言うもんだから、後に共産主義者共の航空機をゲームのように撃ち落としまくったのがエリコンだと思われそうです。
・・・あやまれ

スティンガーにあやまれ

・冒頭のMi-24の対地攻撃シーンが安っぽいCGでガッカリするのですが、燃えシーンとしては後半で実写映像が混ざるあたりかと。流石ソ連だ、もうどこに出しても恥ずかしくないやられメカっぷり!テロップではFixed Wing Aircraftとしか書かれていけどスホーイらしき影が映ってたりする。一瞬だからよく見てね。

・一つだけ苦情を言うよ。ソ連が撒いたとされる「玩具地雷」って事実どころか、量産品のナマクラ日本刀で帝国軍人が100人斬りしました的な、唯のキャンペーンじゃなかったか? 百歩譲って「当時はそう信じられていました」と表現するのは別に良いんだけど、エンドロールなり何なりでフォローしてやった方が良いんじゃないか。自分はロシアなんか今でも大嫌いだが、やってもいないことをやったやったと言われ続けるのは流石に気の毒です。【映画感想】

原作になったノンフィクション本があるらしい。
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(上)
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(下)  各780円。
劇中ではD.ボウイなどの80年代ヒット曲が使われているのですが、サントラ盤には曲名から察するに未収録の模様、かなり残念。
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